少人数クラスの実践教育

文化コミュニケーション学科の自慢は、学生と教員の関係がとても緊密なことです。 文化コミュニケーション学科では、大学4年間の全期間にわたって、 学生の主体的な実践によって運営される少人数クラス(10〜20名)の授業が開講されています。 サポート役の先生と相談を重ねることによって、地道に実力を身につけることができ、 また先生との密接な関係も築かれていくのです。

まず1年生の前期には「プロゼミナール」と「フィールド演習」を受講します。 「プロゼミナール」では、資料の探し方、プレゼンテーションの仕方、レポートの書き方など、 大学での勉強に必要なさまざまなテクニックを学び、大学生活への心構えを養います。 また担当の先生は修学アドバイザーとして、学生生活全般にわたって、みなさんの相談役をつとめます。

一方「フィールド演習」は、文化コミュニケーション学の基礎を、実践や体験を通じて習得するための授業です。 心理学実習、音楽療法、ボランティア、まちづくり調査、演劇的実践、 大学周辺の史跡調査などの体験型授業がリレー方式で進められており、 現場での実践・調査活動の大切さを理解することになるでしょう。 フィールドスタディの技法をさらに磨きたい人は、2・3年生でより発展的な授業を受講することができます。

1年生後期と2年生前期では「コミュニケーション演習」を受講します。 この授業では、情報や考え方などを他者と分かち合い、共有する能力の養成を目指します。 自分らしいスピーチの仕方や、対話・ディスカッションの技術などを学びます。

2年生後期と3年生前・後期では「ゼミナール」が開講されています。 この授業では、学生ひとりひとりの関心にしたがってテーマを定め、自分で調査した結果を発表します。 フィールド演習やコミュニケーション演習などで習得したことをしっかりまとめ直し、卒業研究につなげていきます。

そして4年生では、大学生活の総まとめとして卒業研究に取り組みます。 文化コミュニケーション学科では、教員1名あたり10名程度の学生が配属されますので、 アットホームな雰囲気のなかで丁寧な指導を受けることができます。

私たちは、みなさんの「知りたい」「学びたい」という前向きな気持ちを大切にしたいと思います。 教室で先生の話を聞くことだけが、勉強ではありません。 まずは私たちと一緒に、体験すること、行動することから始めてみませんか?!