学科紹介

文化コミュニケーション学科とは

文化コミュニケーション学科 「文化」とは、人類が長い時間をかけて学びとり、共有し、伝達・伝承しながら創りあげてきた行動様式・生活様式全体のことです。 衣食住をはじめ、言語・習俗・学問・芸術・道徳・宗教・政治・社会制度・技術など、およそ人間生活に関わりのあるものは、みな文化の一部と言えるでしょう。 つまり、文化とは多種多様な人間の生き方そのものに、ほかなりません。 そして、自分の文化を発信し、他者の文化を受容する行為が、まさに「コミュニケーション」です。

文化コミュニケーション学科 そもそも「コミュニケーション」という言葉の語源は、「他者と分かち合う」ということなのです。 「自分」また「他者」の意味するところは、個人に始まり、家族、学校や職場などの集団、社会、民族や国家へと広がっていきます。 個人の関係では、まずお互いのこころを感じあうところから、コミュニケーションが始まります。 民族や国家の関係では、お互いの文化を理解しようとする心構えがなければ、コミュニケーションは円滑には進みません。 情報化・グローバル化が急速に進む一方で、さまざまなレベルでの「ふれあい」「つながり」が次第に希薄になっている今日、コミュニケーションの重要性はますます高まっています。

文化コミュニケーション学科 文化コミュニケーション学科では、ことば、生活、社会、歴史、こころなど、さまざまな切り口から、人間がこれまでに創りあげてきた「文化」への理解を深め、 現代社会を生きるための「コミュニケーション力」を身につけます。 今日の社会的要請に応え、幅広い職業分野で活躍できる人材を育成するために、多種多様な文化のあり方や人のこころを理解し、それらを表現・発信できる能力を高めていきます。

文化コミュニケーション学科の4年間

1年生 キャンパスライフ、スタート

1年生 人間環境学・文化コミュニケーション学の基礎をしっかり学びます。

まずはフィールドに出て体験することから始めましょう。

修学アドバイザーの先生が大学生活をしっかりサポートします。

2年生 大学生活にも慣れました。

2年生 将来の目標に向かって歩き始めます。

面白そうな授業が盛りだくさん!

コミュニケーション演習で「話す」「聞く」「考える」トレーニングを。

「資格をとる」ことにも意欲的にチャレンジしましょう。

3年生 最も充実した時間を過ごします。

3年生 あなたの専門性にみがきをかける時期。

いつしか深い学問の世界へと。

ゼミナールではディスカッションが中心で、プレゼンテーションの力を養います。

テーマを決めて調べることがおもしろい、と知るのもこの頃。

インターンシップで「働くわたし」をイメージします。

4年生 就職活動に、卒業研究にと、大忙しです。

4年生 卒業研究は少人数クラスで、指導もバッチリ。

ときには先生に進路の悩みを聞いてもらったりして。

キャリアセンターが、就職活動をしっかりサポートします。

卒業研究の紹介

先輩たちの卒業研究テーマを一部紹介します。

  • 日本人とピアス
  • チャイナドレスの誕生
  • 韓国における日本文化の開放
  • 伊勢神宮を通じて見た日本人と旅行の歴史
  • 環境先進国ドイツの環境教育
  • 中垣内の「だんじり」に見る祭りの文化
  • ミヒャエル・エンデ『モモ』における時間概念
  • 『ゲゲゲの鬼太郎』に見る各地方の妖怪たち
  • 「文化」としての麻薬
  • 人工生殖の現状とその問題点 ―クローンを中心に―
  • 「高齢者と住む」街づくり ―千里ニュータウンから考える―
  • 地域密着型サッカーチームの考察 ―アルビレック新潟とガンバ大阪を中心に―
  • 「引きこもり」について ―大学生のアンケート調査から―
  • 「不安」を測定評価する尺度を考える ―家族形態の変遷をめぐって―
  • 学習環境が作業能率に与える影響
  • 性同一性障害に対する若者の価値観
  • 児童自立支援施設におけるグループワークの意義と有用性
  • 妊婦の喫煙が出生児に与える身体的影響
  • 高齢者の「うつ」とその傾向