異文化コミュニケーション

文化コミュニケーション学科の特徴の一つに、日本はもちろんのこと、世界各国・各地域の文化を学べることがあります。 アジア、アメリカ、ヨーロッパの各地域を専門的に研究する教員がバランスよく揃っており、食べ物や遊びの紹介、民族音楽や民族舞踊の公演など、楽しみながら異文化を理解するためのイベントも開催しています。

文化コミュニケーション学科では多数の留学生が熱心に学んでいます。 またドイツ、韓国、台湾、ベトナムなどの協定校からも、毎年のように交換留学生が訪れ、交流を深めています。

異文化コミュニケーションの最も基本になるのは、ことばですが、文化コミュニケーション学科では外国語学習のプログラムも充実しています。 英語・ドイツ語・フランス語・中国語・朝鮮語(韓国語)のそれぞれに海外研修のプログラムが用意されており、 アメリカ・ドイツ・韓国の協定校には1年間、交換留学生として派遣する制度もあります。 またキャンパス内には「ランゲージ・カフェ」というネイティブ・スピーカーと自由におしゃべりできる施設もあります。

とくにAO入試を実施している「中国文化コース」では、急速な経済成長の途上にあるこの隣国との交流に、貢献できる人材の育成を目指しています。 また本学では2007年秋に、中国政府の認可する「孔子学院」を、大阪の大学として初めて設置し、 中国語・中国文化を理解するためのさまざまなプログラムを実施しています。

コラム

海外語学研修参加学生の体験記

ドイツ

まずドイツに来て思ったことはドイツと日本では、環境保護意識の違いがかなりあるということです。 生ゴミは肥料にし、ビンはリサイクルするために市民が自分の足で専用の回収ボックスに持っていき、 それ以外のもの(缶やペットボトル、ビニール袋等)は全て専用の黄色い袋に入れ、ゴミ処理場で分別します。 買い物袋も普通の店はもらえず、持参しなければなりません。

車がパーキングエリアに停止しているときも日本人はクーラーが効かないという理由でアイドリングをしてしまいがちですが、 ドイツ人は環境に悪影響という理由で絶対にアイドリングをしません。日本はまだまだ環境保護の意識が薄いと思いました。

韓国

夏期短期留学に参加して、私は留学に対する考え方が変わりました。 行くまでは「留学」というのは語学を学ぶだけで、それなら日本でも、自分の努力次第で話せるようになるだろうと考えていました。 しかし実際に行ってみてわかったことは、言葉に慣れるスピードが日本とは全く違うこと、 日本で普通に暮らしていたら絶対に知り合うことのできない人々に出会えること、韓国の生活習慣や文化に近づけることなどがわかりました。

今回この短期留学で一番よかったことは、私たち一人一人に韓国人学生がチューターとして付いてくれたことです。 同じくらいの年齢だったので、韓国についていろいろと知ることができたし、一番大きかったのは会話の全てが韓国語だったことです。 このことで、かなり韓国語を話せるようになったと思います。 この短期留学は本当に楽しかったし、たくさん勉強ができたので、私は行ってよかったと心から思っています。