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Tengyong's Taiwan Reports

No.1 (Oct. 09, 2003)  你好台北

你們好! 好久不見!
みなさん、お元気ですか? 私は10月1日、予定通り無事台北に到着しました。台北はまだまだ蒸し暑く、最高気温は30度近くまで上がります。でも8月末に一度来台し、家探しや受け入れ先の研究機関への挨拶をすでに済ましていたこともあり、大きなトラブルもなく順調に新しい生活を始めることができました。今週月曜日(6日)にはインターネットへの接続も完了し、こうしてみなさんにお目見えできるようになりました。
とは言え、台湾での長期滞在は初めてのこと。出発前の2カ月間に特訓したものの、私の中国語会話能力はまだまだ通用する段階ではなく、さまざまな雑事での意思疎通には苦労しています。また引っ越し直前に中国に出張しなければならなかったこともあり、蓄積した疲労はなかなか完全にはとれません。ただ周囲の方々は大変親切に下さっているので、遠からずこちらの生活にも慣れるだろうと楽観しています。
私たちの住まいは、台湾大学から歩いて5分程度のアパートの5階で、日本風に言えば2DKの変形と言った感じの間取りです。テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、食器棚、クローゼットなどの家具つきで、温水シャワーも出ます。築20年以上経っており、エレベーターがないので5階まで歩いて階段で上がらなければならないのが唯一の難点ですが、室内は至って清潔です。(関心のある方のために付言しますと、家賃は月額16,000元=約53,000円です。)また「捷運(MRT)」と呼ばれる市内を走る鉄道の駅からも近く、周りには飲食店、市場、スーパーマーケット、コンビニ、その他各種商店が揃っており、快適な住み心地です。
この機会に何とか中国語の日常会話程度はできるようになりたいと、私と妻は今週初めから語学学校に通い始めました。学期の途中ですので、クラスに入れてもらうことはできず、現在は個人レッスンを受けていますが、何と!早朝7時30分からの授業で、毎日眠い目をこすりながら通っています。私はいきなり中級のテキストを渡され、ついて行くのが精一杯ですが、学生に戻った気分で楽しくもあります。
明日(10月10日)はいわゆる双十節、すなわち辛亥革命の記念日で、台湾では休日です。いろいろな催し物が企画されているようで、見物に出かけたいと思っています。その模様は次の機会にレポートできればと思います。
では私たちの住まいの周囲をご紹介しながら、しばしのお別れです。再見!
私たちのアパートの外観です。台湾では一般的なたたずまいのようです。 アパートの向かい側にある果物店。台湾の果物は真好吃! アパートのすぐ近くにある温州公園。毎晩のように人が集まっており、カラオケ大会でも催されるのでしょうか?
やはりアパートの近所にある台湾の一般的な軽食店。麺類や餃子などがあります。私の妻はここの水餃子が大のお気に入り。 これも台湾で一般的なバイキングスタイルの食堂です。種類が豊富で廉価なので、いつも満員。用意されている紙の弁当箱に詰めて持ち帰る人も多いですね。 外見は台湾の典型的な食堂ですが、実は客家(ハッカ)料理の大衆飲食店です。「客家」(広東省北部地方をルーツとする漢族の一支族)は台湾住民の10数パーセントを占めると言われています。
こうしたおしゃれな感じのコーヒースタンドもすぐ近所にあります。やはり学生街という感じですね。 知人にコーヒーが美味しいと聞いたお店で、パスタなども出るようです。まだ入ったことはないのですが。 ご存じ小籠包の屋台です。1個6元(約20円)!こういう間食の屋台がたくさんあるのは嬉しいですね。
アパートから歩いて2〜3分ほどで大通り(羅斯福路)に出ます。手前に見える大きいビルディングが台電大楼(台湾電力公司ビル)で、わが家に行く目印です。 台湾の人たちが好む胡椒餅の路上販売です。饅頭の中に胡椒をたっぷり振りかけた豚ミンチ肉を餡として入れ、釜で焼いたものです。松山機場(国内線)近くの饒河街夜市で食べた胡椒餅は本当に美味しかった! 変わったところでは、路上でエジプト風ハンバーガーも売っていました。漢字で「沙威瑪」と書いてありますが、何という食べ物なのでしょうか?