宜蘭・蘇花公路・太魯閣 / taiwan_20040120-112

莎韻紀念公園(3)
碑は屋上に据えられた「莎韻之鐘(サヨンの鐘)」を記念して建てられたものでした。日本統治下の1938年、出征する日本人警官(教師も兼任)の荷物を持って見送っていた当地のタイヤル族の少女・サヨンが、暴風雨のため誤って崖から転落し命を落としたため、台湾総督府がこれを顕彰し贈った鐘ということです。サヨンの死は師弟愛の「美談」として、当時の台湾総督府により戦時動員の宣伝材料にされた有名なエピソードで、「サヨンの鐘」は流行歌や映画の題材にもなりました。


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