「平和学」AUコース(人権と平和)授業案内


講義ノート  PDF

配付資料  PDF


受講案内のページへ

トップページへもどる

《概要・学習目標》

本講義のテーマは「在日朝鮮人の歴史」です。日本に在住する外国人の中で最も多数を占めているのは韓国・朝鮮籍の人びとですが、その大多数は日本の植民地統治期に渡日した人びとの子孫です。とくに大阪は戦前から一貫して在日韓国・朝鮮人が最も多数居住していた地域です。日本人にとって最も身近な外国人である在日韓国・朝鮮人の生活史をたどりながら、国際化時代の日本社会がどうあるべきかを考えていきましょう。

《テキスト》

金賛汀『在日、激動の百年』朝日新聞社(2004)\1100。

《参考書》

  • 朴慶植『在日朝鮮人運動史――八・一五解放前』三一書房、1979年
  • 金賛汀『朝鮮人女工のうた――1930年・岸和田紡績争議』岩波新書、1982年
  • 金賛汀『異邦人は君ヶ代丸に乗って――朝鮮人街猪飼野の形成史』岩波新書、1985年
  • 朴慶植『解放後在日朝鮮人運動史』三一書房、1989年
  • 梁永厚『戦後・大阪の朝鮮人運動(1945〜1965)』未来社、1994年
  • 金賛汀『在日コリアン百年史』三五館、1997年
  • 杉原達『越境する民――近代大阪の朝鮮人史研究』新幹社、1998年
  • 樋口雄一『日本の朝鮮・韓国人』同成社、2002年
*その他、授業中に適宜紹介します。

《授業計画》

  1. オリエンテーション
  2. 労働者と学生が海峡を渡った
  3. 独立の悲願と亡国の悲哀
  4. 戦時体制に組み込まれて
  5. 祖国の建国と熱狂的な帰国願望
  6. 祖国志向で塗りつぶされた在日社会
  7. 冷戦の激化と南北分断国家
  8. 分断と統一国家
  9. 高度経済成長と在日社会の急激な変化
  10. 「共生社会の実現」を旗印に
  11. まとめ

《成績評価方法》

定期試験の得点で評価し、レポート、平常点(出席)は加点のための調整点として使用します。

《成績評価Dに該当する「*」の基準》

定期試験を受験しなかった場合

受講案内のページへもどる

トップページへもどる