「文化環境論(アジア)」授業案内


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《概要・学習目標》

この講義のテーマは「韓国・朝鮮の歴史文化環境」です。私たちにとって最も近しい隣国・韓国は、ワールドカップの共同開催や「韓流」ブームなどですっかり身近な存在となりました。一方、もう一つの隣国・北朝鮮とは、拉致問題や核開発問題などで日本との緊張が高まっています。両者の住民は同じ民族であり、もとは一つの国家を構成していたのですが、20世紀前半に日本の植民地支配を受け、第2次大戦後は南北に分断されるなど、大きな歴史的苦難を経て今日に至っています。本講義ではこの隣国の歴史の中から、今日の韓国・朝鮮の社会や人びとの意識を知るうえでヒントになりそうなトピックを紹介し、異文化理解の可能性をさぐっていきたいと考えています。今年度は、とくに韓国の現代史に焦点をあてて、講義を進める予定です。

《テキスト》

使用しない(ノート講義)

《参考書》

文京洙『韓国現代史』岩波書店(2005)\819
和田春樹・石坂浩一(編) 『岩波小辞典 現代韓国・朝鮮』 岩波書店(1992)\3,360
朝鮮史研究会編『朝鮮の歴史(新版)』三省堂(1995)\1,750
水野・藤永・駒込編『日本の植民地支配』岩波書店(2001)\440。

《授業計画》

  1. オリエンテーション
  2. 朝鮮解放と分割占領
  3. 分断国家の樹立と朝鮮戦争
  4. 軍事政権の時代
  5. 光州民主化運動と6月民主抗争
  6. 韓国の「過去清算」について
  7. まとめ
*授業計画は都合により変更することがあります。

《成績評価方法》

基本は定期試験(小論文形式)。出席はとらないが、毎時間授業終了後に課題(宿題や授業内容に関するクイズの解答、質問など記述。内容に応じて1〜2点を加算)を提出し、これを平常点として、試験成績の調整点とします。

《成績評価Dに該当する「*」の基準》

学期末試験を受験しなかった場合