「アジア交流史」授業案内


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Tengyong's Taiwan Reports
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《概要・学習目標》

この講義では、台湾の歴史と社会についての考察を題材として、東アジアの国家・民族間の交流の歴史が、全体としてどのような地域秩序のシステムのもとで展開してきたのかを、ミクロの観点から検討します。「海のアジア」と「陸のアジア」の狭間にあって独自の社会・文化をはぐくんできた台湾の歴史は、東アジア・ネットワーク論、帝国論、冷戦、ポスト・コロニアルなど、東アジア交流史の特色を考えるうえでのさまざまなヒントを提供してくれる題材です。近隣諸国・諸民族と望ましい関係を築き、東アジア社会の将来を展望するための手がかりを、歴史的な観点からさぐることが本講義の目標です。

《テキスト》

授業中に小冊子を配布する。

《参考書》

若林正丈『台湾―変容し躊躇するアイデンティティ』筑摩書房(2001)\777。

《授業計画》

  1. オリエンテーション
  2. 台湾とはどんなところか
  3. 漢族の移住と統治者の変遷
  4. 「四大族群」と多重族群社会
  5. 清朝後期の新政
  6. 帝国日本の中の台湾
  7. 台湾光復と冷戦体制
  8. 台湾ナショナリズムの台頭
  9. まとめ
*授業計画は都合により変更することがあります。

《成績評価方法》

基本は定期試験(小論文形式)。出席はとらないが、毎時間授業終了後に課題(宿題や授業内容に関するクイズの解答、質問など記述。内容に応じて1〜2点を加算)を提出し、これを平常点として、試験成績の調整点とします。

《成績評価Dに該当する「*」の基準》

学期末試験を受験しなかった場合